「体幹を安定させたい」「お腹を引き締めたい」そう思ったとき、何をしますか?
多くの人が「腹筋を固める」ことや「プランクで耐える」ことを選びがちですが、実はもっと本質的で、かつ効率的なアプローチがあります。
それが、僕がたびたび取り上げている「床を押す」という感覚です。
1.「固める」のではなく「伝わる」体へ
この動きは、「力任せに身体を持ち上げている」わけではありません。
重要なのは、地面からの反発(床反力)をいかに効率よく体幹に伝えるか、という点です。
床(反力)→手→腕→お腹
この力の伝達を身体の感覚として覚えることが、体幹を安定させる近道です。
上掲動画はあくまで例ですが、
“伝達”や“連動”が、身体を変えてくれます。
日常動作をより楽にしてくれたり、あるいはスポーツの場面で見た目以上の力を発揮することにも繋がるのです。
2.まずは「前鋸筋」と「腹斜筋」を連動させてみよう
床を押すだけで、体幹が安定する
そのメカニズムはシンプルです。
・前鋸筋の活性化:床を押す際、脇の下にある前鋸筋が活性化します。
・腹斜筋の連動:前鋸筋が働くと、お腹の横にある腹斜筋がセットで起動します。
この2つがガチッと噛み合うことで、胴体は一本の芯が通ったように安定します。別に力一杯固めなくても、“お腹が締まる”感覚は得られますし、倒立のような高負荷な動作もスムーズに行えるようになるのです。

2つの筋肉の連動を視覚的にイメージするのもコツ

3.コツは「小指の付け根」で押す
親指の付け根(母指球)で床を押すと、肩に力が入ると思います。この時、前鋸筋や腹斜筋は力が抜けやすくなり、体幹は不安定になりやすいです。
反対に、小指の付け根(小指球)で床を押すと、お腹に力が入ると思います。以前、小指についてのブログも書きましたが、腕は尺側で安定させます。
床を押す際は小指の付け根で押す意識をしましょう。(体温計をはさむようなイメージで脇を締めると側腹部への連動がわかりやすくなる場合もあります。いろいろ試してみて下さい)
「腹筋を頑張る」のではなく、まずは「正しく床を押す」ことを意識して身体作りに取り組んでみてください。これだけでもしっかりできれば、あなたの体のパフォーマンスは変わるはずです。
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