お越しの方の中には「脱力」が苦手な方が少なくありません。いわゆる「過緊張」です。過緊張は大抵、常に「肩」で吸う呼吸の癖に起因しています。
抜こうにも抜けない謎の緊張に悩まれていた方でも、たった数分、肩で吸う呼吸をお腹で吸う呼吸に変えるだけで、経験したことのない脱力感に喜ばれたり、眠気を訴えたりするわけです。
呼吸は、生きている限り絶えず繰り返されます。
常日頃、どんな呼吸をしているか?は、我々人間に良くも悪くも絶大な影響を及ぼす、とても大きな因子と言えるでしょう。
「肩呼吸」は、全身の緊張のもとです。常用される首や肩の筋肉は凝り固まり、肋骨は上方へ牽引され、腰は反り、姿勢の崩れから肩はもっこり、お腹はポッコリに。深く吸えないから呼吸数も増え、交感神経は刺激され続け、力の抜き方を忘れてしまう。そうして肩凝り・腰痛・坐骨神経痛や倦怠感や疲労感がつきまとう身体が出来上がっていきます。いやですね。
この悪循環から抜け出すには、深い腹式呼吸の体得がマストです。
緊張をゆるめる腹式呼吸 3ステップ
1.猫背になる: まずは軽く背中を丸め、猫背の姿勢をとる。
2.吐き切る: 肺の中の空気を吐き切るつもりで、完全に息を吐く。
3.吸う: 吐く時に入れた「お腹の力」を維持したまま、ゆっくりと鼻から吸う。
この「吐く時のお腹の力」を入れる→そのまま吸う動作こそが、横隔膜が最も働きやすい状況を作り、深い呼吸を可能にします。横隔膜で吸えると、腰の奥まで空気が入るように膨らむ感覚があるはずです。

この呼吸を意識して行うだけで、副交感神経が優位になり、2〜3分でもリラックスできたり、自然と眠くなったりします。
身体には仕組みがあります。変えるのは難しくありません。呼吸を変えるだけでも、見た目の印象は良くなり、動作やメンタルまでも安定しやすくなるでしょう。




