ストレス社会を生きる私たちにとって「ため息」は、単なる“疲労のサイン”や「抑えるべき/隠すべき行為」ではありません。
実はため息は、心と体を守るための重要な生理的働きと言えるのです。
人は強いストレスを感じると交感神経が優位になり、呼吸は浅く、体は緊張状態に陥ります。
そんなとき自然に出る「ため息」には、副交感神経を働かせて心身を落ち着ける作用があります。つまり、ため息は「リセットの呼吸」なのです。
しかしながら、緊張が強いと「吐く」こと自体が難しくなるケースもあります。その際に役立つのが、ちょっとした“体の工夫”です。
具体的には「小指・薬指を軽く握る」「脇を締める」「背中を丸める」といった動作を加えることで、息が吐きやすくなります。また同時に横隔膜が動きやすくなり、深く長い腹式呼吸を行いやすくなるのです。

実践の手順はシンプルです。
1.骨盤を軽く後傾させて座る
2.小指と薬指を握り、腕を外にねじりながら脇を軽く締める
3.そのまま息を最後まで吐き切り、自然に吸う(吸うときは腰まわりがふくらむ感覚を意識)
これだけで呼吸が変わり、体のこわばりが和らぎやすくなります。
もし息苦しさや過緊張や肩のこわばりを感じているなら、長く吐く事を意識した「大きなため息」を試してみてください。



