腰痛は「日々のケア•トレーニング不足」ではなく「自分の体の攻略本」がないことに起因している

腰痛

腰痛の原因は、日々のケアやトレーニングを怠っていることではありません。

本質的な問題は、自分の体をどう扱えば痛みが出て、どう操作すれば引くのかという「攻略本」を持っていないことです。

僕は時々、あえて「身体の痛み」をつくります

たとえば、部屋を寒くしてうつ伏せ寝で一晩過ごせば首を寝違えるし、6時間くらい猫背でデスクワークをすれば腰痛になる。一日中カカトを潰した靴で歩けば足が痛くなるし、立つ時も寝る時も腰を反らしていれば軽いギックリ腰になる。しばらく痛えな…と過ごし、ひとしきり痛みを味わった後「修正」します。

この実験を行う理由は、大きく二つ。

一つは、「痛みがある時の感覚」を思い出すためです。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、とはよく言ったもので、人は健康な時、不自由だった頃の感覚を驚くほど忘れます。油断するとすぐ忘れてしまうから、定期的に「安全にコケる」のです。そうして痛みがないことの有り難みや尊さ、痛みがある身体の不自由さとそれに伴う思考の変化や心の動きなどを、鮮明に思い出しています。この作業は「現在進行形で痛みや痺れと共に過ごしている方」と接する上でも重要なことです。状況により対象者の「できること」は変化するわけで、その機微を捕捉し伴走するには、最低限「痛い時の気持ち」をわかっていないといけません。じっさい僕がお客様に提示する課題の質や難易度は「痛みの有無」でガラッと変わるのですが、それは物理的事情だけでなく、心理的な理由もあってのことです。

もう一つの理由は、「より良い攻略法」の探索です。
痛みを抱える方に対して机上の空論をべらべらお喋りしながら慰めるくらいしかできない「専門家」は無限にいますが、そうではなく、リアルタイムで痛みが発生している状態から「どこをどう動かせば痛みが軽減するか」「どの方法が最も即効性があるか」などを試す。他者や自分の「肉体を使って得たデータ」を蓄積する。この経験が、どんな教科書よりも説得力を持った「体の攻略本」となります。坐骨神経痛で寝たきり状態にある方の復活をサポートできるのも、ギックリ腰で立てない•歩けない状態の方を20分である程度歩けるようにできるのも、「自ら意図的にギックリ腰になる」といった涙ぐましい研鑽があってのことでもあるわけです。

僕にとって「痛み」は避けたい・予測不能なものではありません。自分で制御できる(と思える)ものです。姿勢を崩せるし、うまくサボれるし、本当の意味で脱力できるのは、攻略法を知っているから。痛みをコントロール下に置いているから。「痛みの克服」に必要なのは、実はこの感覚です。慢性痛改善の鍵「認知行動療法」の世界でも「痛みへの自己効力感の向上」が重視されます。腰痛や坐骨神経痛や過緊張に対して、こうすれば良いんだ!という経験を重ねて得られる、痛みや不調への「支配感」。それが安心感になり、安心感が克服に繋がるのです。

繰り返しますが、問題は「日々のケア」「トレーニング」「意識」「月一回の整体やマッサージ」を怠っていることではありません。「自分の体の攻略本」がないことです。自分の体をどう扱えば痛みが出て、どう操作すれば引くのか?を理解できていないことです。

人類史上前例のない超高齢社会に突入する日本。10年後に医療や介護がいまと同じ形で存続していると思っている人は居ないと思いますが、まもなく「腰や膝を壊したらおわる」そういう時代になっていきます。われわれ現役世代が介護を必要とするころ、介護士さんは“物理的に”いません。お金を受け取って雇われてくれる人があまりいません。だからこそ現代の日本人は付け焼き刃のその場しのぎを繰り返すことから卒業する必要があります。

自分の扱い方を学ぶ。人体を学び、痛みの攻略法を学ぶ。そうして、「自分の体の攻略本」をつくる―これが痛みや不調克服の本質であり、健康に投資するということです。

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