足を無視して坐骨神経痛の再発を防ぐ事は難しい、と言っても過言ではないくらい「足部の機能」は坐骨神経痛の解消や予防において重要な役割を果たします。
以前、骨盤や股関節の機能と坐骨神経痛の関係について解説したのですが、
今回は、お越しの方が抱える坐骨神経痛の改善に向けたアプローチを構築する上でも必ず着目する「足」について。
坐骨神経痛を防ぐため足部が重要と言える3つの理由
足部機能が不良だと、体全体に影響を及ぼし、結果として坐骨神経に負担がかかることがあります。以下その理由を3つ視点から簡潔にお伝えします。
1.姿勢‐重心‐足部アライメントは相互に影響しあう
足は身体全体の土台であり、唯一の地面との接点です。足のアライメントや動きが偏ると、重心位置に偏りが生じたり、膝や股関節や腰部に物理的な負担が発生したりと、全身に影響が波及します。また逆も然りで、姿勢や重心位置が偏ると足の状態も変化します。上半身が後ろへ仰け反り骨盤が前へ突き出た「スウェイバック」姿勢になれば「つま先重心」や「扁平足」になる、といった具合に。
2.衝撃吸収機能
足部のアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)は、歩行や立位での衝撃を吸収する役割を担っています。アーチの機能が低下する(偏平足やハイアーチになる)と、その衝撃が腰や股関節や骨盤、あるいはそれらを覆う筋群に過剰にかかるようになり、坐骨神経への影響を引き起こす元になり得ます。
3.筋膜や筋肉の連結
足部の筋肉や筋膜(特に足底筋膜)は、ふくらはぎやハムストリングス、腰部の筋膜とつながっています。足部が硬くなると、その緊張が筋膜を通じて坐骨神経に影響を及ぼす可能性があります。
偏平足・ハイアーチといった足部のアライメント不良や重心位置の偏りに起因する「筋緊張」が筋膜を介して坐骨神経への持続的な牽引や圧迫ストレスとなって坐骨神経痛に繋がることがあります。
改善のためのアプローチ
前提によって必要なことが変わるのはそうなんですが、基本的には足部の筋肉を刺激したり緩めりしながら「グーチョキパー」などのエクササイズ取り入れていく事が初期には多いです。
@kota_masuda115 足で体を支えるために必要な“こゆびを開く”動きの練習方法について▶︎こゆびを開く(足をパーにする)動きは外側のアーチの保持をする役割があり、この動きができないとカラダに様々な悪影響がでてしまいます。(スネやふくらはぎや太ももの側面が張ったり扁平足や反り腰のような姿勢になったり、腰痛や坐骨神経が起こりやすくなったり)こゆびが開かないとか外側のアーチが潰れているなと思う方はこの練習をしてみましょう🔥#扁平足 #外反母趾 #腰痛 #坐骨神経痛 #巣鴨 #整体院晃福 整体院 晃福-kofuku- 豊島区巣鴨4-7-8大塚ベース3号 (JR山手線大塚駅徒歩7分) ご予約・オンライン指導のお問い合わせはHPのメール又はLINEから!またモニター様の募集もしています。詳細はHP内のブログをご確認ください。腰痛やカラダの痛みに関するご質問なども各SNSやLINEからお気軽に^ ^
例えば偏平足の方は「ショートフット」を行うだけでも坐骨神経痛がマシになる実感を得られるケースも少なくありません。(※以下、下の記事からの抜粋です)
扁平足:
目標(目的)➡アーチを上げられるようにする(感覚を掴む)
手段➡後脛骨筋や足底筋群を強化するトレーニング。(ショートフットなど)
•ハイアーチ:
目標(目的)➡アーチを潰せるようにする
手段➡アーチ保持する筋肉が過緊張しているため前/後脛骨筋や足底筋膜やふくらはぎを柔軟にするストレッチから始める(アキレス腱を伸ばす、足底をほぐすなど)
②エクササイズ(扁平足/ハイアーチともに)
1.真っ直ぐな底/背屈動作の再獲得➡こねるような足の使い方をしない※傾向として偏平足は背屈制限、ハイアーチは底屈制限を伴う場合が多く、歩行や降段時のエラーに繋がりやすい。