スマホを操作するとき、料理や掃除、物を「持つ」「取る」といった動作で自然と働く筋肉
“上腕二頭筋”
私たちは日常的にこの筋肉をよく使っています。

肩がすくみやすい、肩甲骨が前に引き出される、胸が張りにくい原因になる「二頭筋」の緊張
一方で、上腕二頭筋の反対側にある「上腕三頭筋(いわゆる二の腕の筋肉)」は、日常動作ではあまり使われにくく、意識して鍛えないと弱りやすいです。

上腕三頭筋は、肘を「伸ばす」働きをもつ
こういった事情から、そもそも、二頭筋(力こぶ)と三頭筋(二の腕)のバランスは崩れやすいのですが
この「筋バランスの崩れ」は、体に様々な悪影響を及ぼすことが考えられます。
具体的には、美容の悩みとしてしばしば挙げられる「二の腕のたるみ」であったり、他にも
肩甲骨が前に引っ張られ、猫背や巻き肩になりやすくなる
その結果、肩こりや首のハリが起きやすくなる
胸が圧迫されるような姿勢になり、呼吸が浅くなって疲れやすい体になってしまう
などなど
二の腕だけでなく「姿勢」や「全身的な不調」にまで影響する因子になり得るのです。
だからこそ上腕三頭筋は意識的に鍛えるべきと言えるでしょう。
そこで今回は、そんな上腕三頭筋を刺激する「二の腕引き締めエクササイズ」を紹介します。
正しいフォームで行う「二の腕引き締めエクササイズ」
実際に体を動かしながらエクササイズのやり方を確認しましょう!
- 肘を後ろに引く
- そのまま肘をまっすぐ伸ばす(↔脱力)
これを3分繰り返します。エクササイズ中、腰は反らないように注意しましょう。(むしろ少し丸めてOKです。息を吐いてお腹に力を入れながら動かしましょう)
まとめ
日常で使われにくい「二の腕」をこのエクササイズで丁寧に刺激するだけで、肩が引きやすくなる/胸が自然に開けることが感じられると思います。
すごく地味な動きですが、こうした小さな調整によって、二の腕の引き締めだけでなく、姿勢改善や呼吸のしやすさ向上などの効果が期待できるので、ぜひ継続してみて下さい(^^)