肩のすくみや巻き肩(肩が内側に巻き込んで前に出てしまっている状態)
この姿勢が続くと、肩こりや首こりにつながることも少なくありません。
今回は、一般的な対処法(肩関節を外にねじる/腹式呼吸など)に加えて、あまり語られない“体の左右差”に基づいた視点から、肩こりの起こりやすさや対処法を解説し、改善エクササイズをご紹介します。
■そもそも体の構造は左右対称ではない
体は見た目以上に、左右非対称な構造と機能を持っています。
- 鎖骨の長さ:右が長い人が多い
- 横隔膜:右の方が大きい(肝臓が右にあるため)
- 心臓:左寄りに位置
- 肺:右の方が大きい
- 利き手:多くが右手優位で、右腕が発達しやすい
この左右差は肩甲骨の動きや位置にも影響し、肩こりや姿勢のねじれに繋がります。
■巻き肩と肩こり:右と左で違うパターン
◆右肩:外転・下方回旋しやすい
- 肩甲骨が外側・前方へ出やすい(外転位)
- 下方回旋しやすく、肩が落ちたような姿勢になる
- 胴体は**左回旋(身体全体が左を向きやすい)**しやすくなる
- 肋骨の右下部が浮きやすい
◆左肩:挙上・前傾しやすい
- 肩甲骨がすくみやすい(挙上)+前傾
- 肋骨左側が出っ張りやすく、お腹が緩みやすい
- 僧帽筋上部・肩甲挙筋が過緊張しやすい
■エクササイズ紹介:体の左右差を整える実践方法

ますだこうた@巣鴨|整体院晃福 on Instagram: "左右で異なる巻き肩/肩凝りエクササイズ #肩こり #巻き肩 #姿勢 #猫背 #巣鴨 #整体院晃福 整体院 晃福-kofuku- 豊島区巣鴨4-7-8大塚ベース3号 (JR山手線大塚駅徒歩7分) ご予約・オンライン指導のお問い合わせはHPのメール又はLINEから!モニター様の募集もしています(詳細はHP内のブログをご確認ください)腰痛やカラダの痛みに関するご質問などは各SNSやLINEからお気軽に^ ^ LINE友達追加で腰痛•膝痛•肩こりの応急処置をまとめた「注射/手術をする前に‼︎腰痛は10秒ココをほぐす」無料プレゼント🎁"
33 likes, 4 comments - kota_masuda115 on February 28, 2025: "左右で異なる巻き肩/肩凝りエクササイズ #肩こり #巻き肩 #姿勢 #猫背 #巣鴨 #整体院晃福 整体院 晃福-kofuku- 豊島区巣鴨4-7-8大塚ベース3号 (JR山手線大塚駅徒歩7分) ご予...
◆目的
- 右肩甲骨:上方回旋+内転を促す
- 左肩甲骨:下制+後傾を促す
- 同時に体幹のねじれや肋骨の出っ張りも調整する
■エクササイズ手順
▶ステップ1:四つ這いの姿勢をとる
- 左手で床を強く押し、脇を締める(肩甲骨を下げる)
- お腹に力を入れて左肋骨の出っ張りを抑える
- 息をふーっと吐きながら、腹斜筋〜側腹部を意識
- この時、左肩がすくまないよう注意
▶ステップ2:右手を後頭部に添える
- 右肘はリラックスして最初は前方に
- 息を吐きながら、肘を天井に向かって開いていく
▶ステップ3:胸を開き、肩甲骨を動かす
- 肘を開くとともに、右肩甲骨が背中に寄る動きを感じる
- 背中の下部(肩甲骨下角あたり)に筋収縮を感じると理想
- 左手で床を押し続け、肩甲骨を安定させる
▶ステップ4:繰り返し動かす
- 呼吸に合わせて10〜15回ほど繰り返す
- 無理なく、徐々に動きの可動域を広げていく
■補足:動きは“手段”、意図が大事
今回ご紹介したエクササイズは一例にすぎません。
重要なのは、「どこがどうなっているのか?」「それに対して何を狙うのか?」という構造と機能の理解に基づいたアプローチです。
- 左右でどう肩甲骨が位置しているか?
- 体幹がどちらにねじれているか?
- 肋骨の左右差は?
- 呼吸や腹圧はどうか?
…といった観察から「今必要な要素は何か?」を見極め、順序立てて実践していくことが、巻き肩や肩こりの根本的な改善につながります。
肩こりを変えたい方は↓

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