今回は「ふくらはぎ・すねが張る理由と解消エクササイズ」というテーマでお伝えします。何をしてもなかなか改善しないふくらはぎやすねの張りに悩まされている方はぜひお付き合いください。
ふくらはぎ・すねはなぜ張るのか?
張りを改善する上でまず確認しておくべきは、張りが生まれる理由です。
すねもふくらはぎも理由なく勝手に張るわけではありません。なにかしらの事情があって張っているので、闇雲に張る部分をほぐしたりしても解決することは難しいです。
そもそもなぜ、すねやふくらはぎの張りが生まれるかというと
常日頃、張る部分に依存した姿勢保持および歩行を行なっているから
です。
ようするにふくらはぎが張る方は常にふくらはぎ=下腿三頭筋の張力にカラダを預けて立っているし歩いているのです。
基本的に「つま先重心」で、ずっとつま先立ちをして生活しているともいえ日常的にふくらはぎの筋肉を使い過ぎているからこそ、ふくらはぎは張っています。
画像の通り「張る部位」と「姿勢」と「重心位置」は概ねリンクします。
といった具合です。よって張りを改善するには姿勢や重心位置に着目したアプローチが必要不可欠になります。
ふくらはぎ・すねの張り解消エクササイズ
重心位置は「足だけの問題」ではなく、全身の使い方により変化します。
中でも特に影響するのが上半身の状態や骨盤の位置です。
多くのスウェイバック姿勢・反り腰姿勢に共通して挙げられることとして、リブフレア(肋骨の出っ張り)および腰椎への伸展ストレスが挙げられます。腰椎を常に伸展させて、椎間関節をロックするようなカラダの使い方が定着している場合が多いので、その場合まずは腰椎を丸める(屈曲させる)類のエクササイズを行います。
カラダの感覚として、側腹部や下腹部に力が入る・腰椎を丸める・骨盤を後傾させる・肋骨の出っ張りを抑えることを覚えることができたら、次にこれら全てを活かして立ち方そのものを変えていきます。
すねやふくらはぎだけでなく、太モモも腰もどこも張らない“骨で支える”立ち方をカラダで覚える意識でやってみましょう。いつの間にかふくらはぎやすねは張らなくなります。